離婚には勇気と努力、精神力が必要です。
くれぐれも安易に離婚に走ることがないようにしましょう。
結婚は人生における一大イベントとして、その後の生活も責任や苦労をともなうものですが、離婚するとなると結婚よりもさらに多大な勇気とエネルギーを要します。何しろ相互にこじれた感情をぶつけ合ったりするものですから精神的にも多大な負担をしいられます。自分たちだけの問題ではなく、お子さんがいればその養育や将来のことを考えなければなりませんし、お世話になった方、親類等への配慮をしつつ、そして世間の好奇の目にもたえうる精神力が必要となります。安易な離婚を考える前に、結婚したときの純粋な気持ちをもう一度思い起こしてみることも大切です。そもそも人間はそれぞれ個性も育った環境も人の数だけ存在し、夫婦といえども完全に性格が一致するわけではありません。それぞれの個性を理解し助け合いながら生きていくことが求められます。
離婚のためのチェックリスト
離婚についての相手の同意または離婚原因の証拠は得られていますか?
離婚後の住まいと資金は万全ですか?
(お子さんがいる場合)親権の合意と養育態勢は整っていますか?
離婚をすること以外にやり直す方法がないか、十分に考えましたか?
ひとりで生きぬくだけの心構えはできていますか?
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原因別対処法
不倫 「疑わしい」だけではかえって険悪になるおそれがあります。行動を把握しようとしたり干渉しすぎることも相手にとって不愉快で重荷に感じることとなります。信じることも大切なので明らかに不審と思われる状況になるまでは、あえて放っておくことも有効です。むしろ居心地のよい家庭の雰囲気をつくることが先決です。早い時期に非難したりするのは逆効果といえます。
金銭感覚 多少の価値観の相違はどの夫婦や家族にもあるものです。借金をしても本人の責任でしっかり働いて返済していける範囲であれば、ある程度は認めてあげる寛容さも必要でしょう。危険性を感じたら、相手しだいでそれとなく本人に自覚を促すなどのいわゆる「操縦」も必要です。 暴力(DV) 「愛のムチ」という言葉がありましたが、暴力は犯罪です。心身に異常をきたしたり生活に支障が出る場合には早急に警察等に相談して身の安全をはかることが第一です。そうでない場合にも日常化して改善の見込みがないようなら最寄の専門家や相談センターに指示を仰ぎましょう。
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